丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

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少し遠くへ出て考えたこと。。。

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倉敷の展示会風景・・・日本郷土玩具館の玄関から入って奥にプラスワンギャラリーがある。向かって左の玄関からギャラリーを眺めたところ。今回のメインの展示スペース・・・プラスワンギャラリーは蔵を改造して作ってある。蔵は少しだけ台形で・・・何故そうなったのは不明とのこと。。。あるいは、風水の影響かも指令とのことだった。

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 プラスワンギャラリーへの導入部。看板として暖簾に催事情報をつるした。この奥にプラスワンギャラリーがある。思ったよりも裏のスペースが広いのが特徴だ。以前は米倉だったという。

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 今回の展示会の発端となった木尾有子の展示スペース。倉敷の大学を卒業した彼女は・・・現在私の所で働いているが、大学の先生のはからいで、場所を紹介して頂いた。今回の展示会には彼女の先輩や同期の人達も、沢山見に来てくれた。友達はやはり麗しいものだと感じたのだった。

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 丸尾焼の展示スペース。初めての場所なので、出来るだけ沢山の種類の作品を並べた。と言っても・・・私の所は何時も同じパターンなのだけれど・・・ぎっしり並べつつもすっきりと見せる・・・というのが私の所のテーマだが、何時も時間との戦いになり、完全なという所までは辿り着かない。かなり集約してみせることには長けてきたのだが・・・

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 別角度から見た展示。蔵つくりのスペースは壁面がクロースになっているので、思いの外並べやすかった。とても広いというスペースではなかったが、しっかりと並べられたという印象がある。私の所の仕事はぎっしりとモノが並ぶので、普段の展示とは違った感じに見えるのではないかと思ったが・・・こういう並べ方もあるのだと・・・そう思いきることにした。モノを並べるのは本当に難しい。


 天草から倉敷まではノンストップで車で走ると約八時間。私は陶芸展の準備が佳境を迎えており、工房に心を残しながらの倉敷行きだった。今は陶磁器展の最終的なイベントの決定と、詳細な日程が記載されているパンフレットの最終稿の校正を行っている時だったので、それをどう処理するのかが課題だった。当初はネット接続する環境があれば、問題はないだろうと考えていたのだが、車での移動になると流石に電波の届きが悪く、ネットに接続出来る環境がなかったので、ほとんどその方面の仕事は進まなかった。繋がっていることと繋がっていないことは・・・とても大きな違いがあると言うことを改めて思ったのだった。iPhoneはどこでも比較的繋がった。だから今回の搬入の旅では、おもにiPhoneを使って情報交換を行った。

 長距離の車での移動に関しては、やはりカーナビが便利だ。途中経過が判るので不安が少ない。天草から6百数十キロと数字が出た時にはかなり気持ちが萎えたが、高速道では一時間走ると100キロ単位で距離が減っていくので、走り出してみると面白いように数字が減っていき、あまり疲労感もないままに現地に到着することが出来た。車は交代で運転したので、1人あたりの運転時間は約3時間程度だった。人が多くなればなるほど1人の運転時間は短くなる・・・トラックはシートが窮屈なので、バンの方に4人乗りトラックの運転は3人で交代しながら移動した。携帯電話とカーナビがあると事前にほとんど打ち合わせしなくても、間違えることもなく移動出来るのはやはり便利だと思う。もっとも今の時代は何処へ行くにしても同じではあるが・・・

 これから恐らくこういう事が幾つも起こるのだと思う。天草はそう言う意味ではとてもハンデの有るところで、高速のインターが一番近いところで2時間かかる。倉敷も高速に乗れば6時間でいけるわけだが、高速まで2時間かかるので総計では8時間かかるのだ。福岡に行く時も、鹿児島に行く時も高速に乗っている時間より、一般道を走る時間の方が長い。逆から来た場合も同じで・・・天草に来るためには高速を降りてから2時間かかると言うことは、天草に来る人にとって大きな足枷になるのかも知れない。天草に生まれた人の宿命だと思うが、何とかならないものかと・・・遠くに出掛けた度に思うのだが・・・今の状況では拘束までの時間が短縮すると言うことは絶望的な話である。

 逆にもっと楽しめることが出来るようになれば、天草から遠くに出掛けることが大変ではなくなると思った。私の所の仕事を楽しみにして待ってくれる人がいたら、今回のような強行軍ではなく、楽しんで移動することが出来るのではないか。移動した先の土地を時間をかけて巡ることが出来たりすると、遠くに出掛けることも悪くないという気がした。とんぼ返りのような強行軍で移動するから、何もかもが大変なことのように思えるのだろう。楽しみながらモノを持って行けるようになれば、遠くに行くことは楽しみに変化してくる。色々な土地に出掛けて・・・様々な人に出会い・・・じっくりと焼物を持って行ける体勢が出来れば、それは、モノ作りの醍醐味に繋がるのではないか・・・倉敷強行軍の最後にはそんなことを思いながら・・・工房に辿り着いたのである。遠くに出掛けることが、一番の楽しみだと言えるような環境を作り上げたいと思った出来事だった。
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