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丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

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秋の気配が漂い始めた

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 本文で雲の写真ばかりと妻に指摘されたことを書いたが・・・今日は気力が今一つなので・・・雲の写真3連発にしてしまった。他のものを撮影するだけの余裕がなかったのだ。言い訳ですな・・・言い訳。。。良い別けないです。親父ギャグでした。。。とほほ

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 こうして毎日日記をアップロードしていると、思わぬ人が見ていたりします。この前も人に日記を読んでいますと言われてドキッとしました。あなたが読むんですか・・・恐ろしや。。。でも、取材に来る人なんかもウェブ日記を読んできたりします。初対面の人が私のこの2ヶ月間を知っていたりするので・・・これにもドキッとします。


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 昨日の文化ぶんかどんどんオープニングフェスティバルのゲストは浪曲師の国本武春師でした。とても素晴らしい舞台でした。ベベンちゃんのさわりは本当に面白い。子供達が衝撃を受けていました。伝統芸能はこれから大変だと思うけど・・・残さなければならないと思います。

 朝・・・目が醒めて工房へ入った時に今までとは違う冷気を感じた。ひんやりとした空気が漂い・・・秋の訪れを感じた。おそらくこれから急速に秋が深まるのではないか、そんなことを感じさせる1日の始まりだった。昨日の夜は打ち上げがあり、私は少し深酒をした。6時から芸術文化協会のパーティが始まり、家に帰り着いたのが12時半を回った時間だったので、6時間半酒を飲んでいたことになる。もっとも、私はある程度の酒量を超えるとそれから酒が進まなくなり、それを過ぎれば眠たくなる。昨日は眠くなった絶頂で・・・飲み会がオヒラキになり、朦朧として家に帰ってきたのだ。

 朝までの間に1度目が醒めた。酒を飲んだ夜は喉が渇いて目が醒めることが多い。真夜中にエアコンを切ったので、汗をかいたようで、それからしばらくの間、エアコンを再度入れるかどうか思案したのだが、結局自分の体から噴き出す汗に我慢が出来なくなりスイッチを入れた。汗はあっという間に引いて・・・その分体温が下がったのだろう。私は軽く布団をまとった。妻があなたは空ばかり写真に撮るのは・・・あまり移動しないからだと言った。そのことが何故か私の心に響いていた。確かに私はあまり移動したりしない。座業という仕事の上では動かないことが、とても重要なことだが、今・・・私の工房は相当な勢いで動きながら考えている。そう言う意味では一所に留まることが正しいのか、どうか・・・そんなことをふっと考えたりしていた。

 心象風景としては、若い時に言った9月はじめの海のような感じがしている。夏休みが終わり、私は何故かその日に休みが取れて、ふと、夏の名残を感じたいと海水浴の出来る海岸に行ったのだが、そこには人の気配が全くなく、私は一人で夏の人気の去った海岸で、呆然と海を眺めていた。おそらく、昨日のイベントが終わったことと、秋の気配を感じたことが、私の中にカタルシスを生み出しているのかも知れない。そう言う日があっても良いのだと・・・最近の私は思うようにしている。秋は好きだけれど・・・忙しい。その忙しさが私に襲いかかろうとしている。

 今日はこれから会議が入っている。天草大陶磁器展の広報宣伝についての話し合いだ。毎年色々な方法で広報宣伝を企画するが、主催者としては一人でも多くの人に会場に足を運んで欲しい。会場にお客さんに来て貰えるような企画を考えるのが、私の仕事である。ここ数年来のアンケートを見ながら、どのような優先順位で広報を行うのかを考えている。今の時代人に来て貰うのには周到な準備が必要である。真剣に考えなければ結果が出てこない。当たり前の話だが・・・責任が肩にのしかかってきている。
 
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