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丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

2010年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年10月

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街中ギャラリー周辺の企画

 天草大陶磁器展に向けた準備が少し滞っている。今年は100人以上の窯元や、アーティストがやってくることになっていて、そっちの方面の準備はほぼ整ったのだけれど、周辺のイベントの一つがなかなか決まらないのだ。今年も会場が二カ所に別れ、天草市民センター周辺の会場におよそ80件の窯元が集まることと、空き店舗を利用した街中ギャラリーに35名くらいの若い作り手が集まることはすでに決まっている。まだ、決まっていないのが街中ギャラリーが開催される国際交流会館ポルトの3階で行われるイベントだ。街中ギャラリーは若い人中心のイベントだから、それだけ求心力が少ない。その分をどこで補完するかという意味でも、とても重要なイベントなのだが、どういう企画を考えれば、どのような集客があるのか今一つ名案が浮かばないのだ。

 イベントと書いたり企画と書いたりしているが、私自身としては大陶磁器展の期間中継続して行われる企画を探している。有名な人を呼んでなにがしかのことを行うと云うこともあると思うが、確かに一時的に人は来るだろうが、一時的なものになってしまい全体の底上げには繋がらない。出来れば開催期間中を通じて人がまんべんなく来てくれる企画が出来ないものかと、無い頭を振り絞っているところなのだ。昨年はハマハヤオ氏のフィギュア展があり、そこにおよそ3,000人近い人が来場してくれた。そのお陰で街中ギャラリーにも沢山の人が流れてきてくれた。今年はそう言う目玉の企画がまだ見えてこない。大陶磁器展のパンフレットの締め切りが間近に迫っているので、どのような企画にするのか頭を悩ませている。

 演能会の方は順調に前売り券が売れている。一番高いSS席から売れているのが特徴で、ほぼSS席は完売が見えてきた。これからはS席を中心に販売していかなければならないが、発売が18日からだったので、かなり順調に売れていると思う。やはり天草の場合・・・演能会などは滅多にないので、能とはどういうものなのかを観てみたいという人が多いのだろう。陶磁器展の初日・・・夜の企画としてはとても良い試みになるかも知れないと思っているところだ。もっともこれも今比較的順調に売れていると言うことであり、最後まで確実に売れていくかどうかは判らないので、慢心することなく・・・券を一枚一枚売っていかなければならないと思っている。

 陶磁器展まではあと実質的に40日くらい。その間にまだまだ準備しなければならないことが山ほど控えている。一つのことが上手く進んでいるからと言って、全体が上手く進行しているのかどうかは判らない。とくに今年は開催場所が変更になり、テントでの開催という変則的なものになっている。去年までは体育館で行っていたので、雨や風に気を遣うことはなかったが、今年のように大型のテントを使い、ソフトボール上を借りて行うイベントは経験値が低いので、どうなるのか、今の私には想像もつかない。粛々と準備を進めていって・・・問題があればその時時に解決する。そう言う方法をとる以外に選択の余地はなさそうである。ポルト3階の企画を闇の中にいるような気分で考えつつ・・・そういう思いを抱いている。
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