丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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仕事の視点・・・効率とを上げるために。。。どう動くのか?

 朝から発送が何件かあり指示を出す。注文の品を送ることはとても重要な仕事だが、ついつい後手に回ることも多い。今回の発送も金曜日には出来ていた仕事で、こういう時に責任者不在という問題があからさまになる。先週は稲森の葬儀があったりして、工房は人の出入りが激しかった。その分担当が外れ・・・発送業務が滞ったと言うことが今日の朝に響いていた。今の工房はぎりぎりのスタッフで運営しているので、何か突発的なことが怒って仕事場のメンバーが欠けてしまうと、仕事の能率が低下してしまう。今の仕事場にはそのことについて真正面から取り組む人が居ないので、結局、いつも私が注意しておかなければならなくなるのだ。誰かがやるだろうという考えでは上手くいくわけがない。そう私は思うのだが・・・今のメンバーはそこまで考えが達していないので、問題が発生しても何処か他人事のような顔をしているのだ。まだまだ一人前になるまでに相当な時間がかかるだろうと私が思うのは・・・こういう問題を自力で解決しようという態度が見えてこないからである。

 今日は窯詰め・・・これも先週末に大窯を詰めるのか小さな窯で焼くのかの話があった。注文の仕事は出来るだけ大窯で焼きたい。作品の発色もその方が確かだし、大きい窯でゆっくり焼いていくのが、作品の雰囲気にとっても良いからである。小さな窯は小回りが利くし、窯詰め自体も簡単なので、急ぎの仕事の時には小窯を使いたがるのだが、その分大窯での焼成スケジュールが崩れてしまう。小さい窯のメリットは急ぎのものに対応出来ると言うことで、それ以外のメリットは何もないのである。同じようなことは今日の土作りにも現れた。寒くなってきているので、土を作る行程が遅れつつある。遅れつつあるところを早回しで仕上げるのが全体を考えれば最も重要なことなのだが・・・土作りの担当が別の仕事を差し入れようとしていたのだ。

 こういう問題が起きるのは、全体を見る視点が欠落しているからで、短いサイクルとしてみれば何ということでもないが、大きなサイクルで考えると、若いスタッフがもっとも優先して身につけなければならないことである。全体を見渡すことが出来なければ、現状がとても薄いものとしか把握出来ない・・・目の前にある風景だけを見て仕事をしてしまうので、どう動けば一番メリットがあるのかが全体的像として理解出来ないのだ。これが出来るかどうかで人を使えるのかどうかが決まってくる。全体を把握する能力がないために、人を使う時に常に問題が発生してしまう。仕事を急ぐわけでもないのに、目の前に人が居るという理由だけで・・・人を使ってしまうのである。このようなことが頻発するのは、やはり、今を考えていないからではないかと思う。今を考えないと言うことは、過去を考えないことでもあり・・・詰まるところ未来を考えないことに繋がっていく。小さな問題だとしか認識していない故に・・・あとで重大になると言うことにも気がつかない。

 問題は道を歩いている時にも気がつく人間は気がつくのだ。ここは危ないとか・・・この仕事にはどういう問題が潜んでいるのかとか・・・そう言う危機意識を持っている人間は確実に存在する。事故を未然に防いだり。問題を未然に防いだりするのは、そう言った視点を持った人達である。何年も陶芸という仕事に従事しながら、そう言う視点を持ち合わせていないと言うことは、驚くべき事でもあるが・・・そもそもそう言う能力がないのではないかと疑ってしまうような話なのである。忙しかったと言うことは理解出来るのだが・・・そもそも本当の力は忙しい時に身につくのである。了見が違うのかと・・・歳を重ねつつある私は思うのである。
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