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丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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話すことの重要性を考えている。 2010年12月3日

 朝から福岡へ3人が出張。大名の展示会の時に搬出できなかった作品を取りに行くことと、土練機の中古を引き取りに行くこと、それから玉名の取引店に展示会開催についての打ち合わせがあったのだ。当初は二人で行くことになっていたのだが、土練機の積み込みの時に人数が必要だと言うことで、昨日の夜に急遽3人で行くことになったのだ。朝の7時半出発。風がかなり強く吹いていたので、心配だったが・・・先方との打ち合わせもすんでいたので朝から3人で出発。私は3人を見送ったのだった。。。。今の仕事場は私がかなりコミットしているので、仕事場の人手を外に出すことは痛いのだが、先に決まっていた予定だったので・・・出さざるを得ない。仕事の流れをぶち切ることが無いように配慮しながら、仕事場へ指示を出すことにした。今日の出張は妻と長男と三男。3人が出払ってしまうと・・・展示室の当番がスポットになってしまい。工房の仕事がかなりいびつな形になる。昨日のうちにミーティングを重ねていたので、大きな問題は発生しなかったが、製造量が今ひとつさえなかった。今の工房は仕事に対してかなり上向きになってきているので、その流れを大切にしたいと思っている。製造に携わる人たちがお互いに刺激を重ねながら、製造量を上げていくのが一番しっくり来る仕事の流れなのだ。

 私の工房は集団で仕事を展開するというのが一つの特徴だ。今は一人で仕事をしている工房が圧倒的なのだが、私の処は現在10名で仕事をしている。10名で仕事をしていると、一人一人も大切だが、それよりもむしろ全体の連携が重要な要素になってくる。全体と言うことで言えば話し合いをしながら、全体を共有して理解することが重要で、それがしっかり出来ているかどうかで、全体として考えれば進捗率が全く違ったものになる。生産に関しては、勿論、一人一人の技術力が重要な鍵になるのだが、それと同じくらいの重要度で全体について個人個人がしっかりと把握しているかどうかも、とても重要なポイントとなってくる。全体がばらばらな状態では製造自体がちぐはぐになってしまい、生産量の増大につながらない。みんなが共通の課題を持ち連携することによって、人がいる以上の仕事が出来るようになるのだ。10人で仕事をしているのだから・・・15人分くらいの仕事が出来ればと考えてみたりするのだが、今の段階はスタッフの習熟度の問題もあって、思うような仕事が出来ないでいる。

 全体がうまくなるのを随分待っていたが、最近ようやく連携が出来るようになってきた。連携が出来るようになってきた理由は、やはり、一人一人の仕事に対する習熟度が整いつつあるからだと思う。工房では一番経験値が低い三男の経験年数が2年半を超え、まだまだ十分ではないが、最低限の仕事をこなせるところまでに育ってきた。それから、その前に入った二人も、ある程度の数量を期待できるところまで育ってきたので、要約ではあるが仕事場で計算が立つようになりつつある。もっとも今年の末には製造の主力の一人である次男が鯉江先生の処に修行に旅立つので、今の生産量がかなり少なくなることが予想される。次男は6ヶ月間の期間天草を離れるわけだが、その間・・・・生産量を減らさないようにすることが、今の工房にとってとても重要なことになる。若いスタッフにもかなり技術がついてきたことと、しっかりとした連携を作り上げることで、何とか対応が出来そうな感じがしているのだが、まだ、結果が見えていないので何ともいえないところだ。

 今の工房は若いスタッフばかりなので、最近までは全体ミーティングを中心として仕事を進めてきた。しかし、最近の私は個別のミーティングを中心として工房をまとめようと思うようになってきている。全体ミーティングも確かに効果があるが、全員がそろうのを待っていて徒に時間を消費してしまったり、あまり必要性のない人がミーティングに参加して、逆効果になってしまったりして、効率的な話が出来ないことも多かったからだ。私は人と話すことを厭わないので、一人二人と積極的に個別の分野の話をしていった方が、結果的には実りのあるモノになるというのが・・・今の私の考え方である。個別で一人一人にしっかりと話をして、実りのある修行を行えるように私自身も変わっていく必要があるのかもしれない。話をすることはやはり早く理解を深めるためにとても重要なことなのである。
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