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丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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後手を踏んでいる・・・私 2010年12月6日

 何となく後手に回っている気配があり、気持ちがすっかりと晴れやかにならない。しなければならないことが山積みになりつつあることと、今ひとつ自分の仕事がはかどらないことが原因だと思うのだが、仕事に追いかけられている感じがするのだ。あっという間に年の瀬。忙しない気分が募りつつあることも原因の一つかもしれない。こういうときはゆっくりとすればある程度気持ちも平穏になると思うのだが、忙しない気分が先行して、何となく落ち着きがない状態に陥っている。もっとも秋はいつも同じような気分になるのだが、今年の秋はいつもよりそういう気分が強いように思えるのだ。しなければならないことは確実に存在している。しかし、間に合うのかという一抹の不安もある。しなければならないことの総量がいつもより多いからかもしれない。総量を減らした方がいいのではないか・・・いつもはイケイケと思うのだが、今の私は少しゆっくりと進んだ方がいいのではないかと思ったりしているのだ。これから年末にかけて、毎日を顧みれないような慌ただしさが続いていくのだが、それがすでに襲いかかりつつあり・・・平静な気分でいられないのかもしれない。

 もっともこういう気持ちを戻すための一番の近道は、しっかりと一つ一つしなければならないことを、済ませていくことが一番の近道だ。こういうときはしなければならないことをしっかりと書き出して、一つ一つすんだらチェックを入れ、目で見える形で進捗状況を確認していくことで、気持ちが平らになってくる。しなければならないことは山のように見えても、総量は決まっているので、しっかりと把握して仕事を進めていけば、一つまた一つとやるべきことが減ってくるので、目に見える形で進捗状況が判り、落ち着いて仕事をこなせる状況になってくる。大変だという気持ちばかりが心に湧き出てきて、焦るよりも・・・一つ一つを確実にこなしていく作業を続けることが、今の私にとって重要な事柄なのかもしれない。。。もう一つの対処法は・・・年末だという意識をなくすこと。12月が1月に変わるだけなのだと自分自身が思いきれば・・・何もざわざわする必要はないのである。

 そう考えればとたんに気が楽になる。朝のこない夜はないと誰かが言ったが・・・年は明けるものなのだ。12月31日の今日が昨日になれば・・・今年が去年になる。一年が終わり、一年が始まるだけのこと。それまでに何かを強引に行い、成果を出したいという気持ちも確かにあるのだが・・・そういう風に考えることが・・・日本人の特性かもしれないが、それはそれこれはこれと思い切りさえすれば、何も心が騒ぐ状態におののくことはないのだ。普通の月と同じように、淡々と仕事をしていけばいいのではないか。そんな考えも湧いてくるのだ。結局どっちかに落ち着くのだろうが、どっちを自分の本心だと規定するかで・・・今から以後の自分の気持ちが随分と変わってくると思う。ざわざわしながら時を過ごすのか、こんなものだと思い切ってゆったりと過ごしていくのか・・・毎年のことなのだが、そんな思いに襲われている私がいる。

 工房全体としては普通に仕事が進んでいる。普通をどうとらえるのかがここでは重要なのだ。普通よりがんばらなければと思えば今の状態は不満である。普通で上等と考えれば・・・今の状態で満足だ。仕上げたこともあるし。仕残したこともある。もう一息という気持ちとも良いという気持ちは・・・常に私の中で葛藤を繰り広げるのだ。若いスタッフが多いので、もう一歩前にと言う思いもあるが、彼らの顔を見ると、これで良いという気持ちにもなったりする。私自身はどうなのか・・・今手がけている仕事をどう展開していくかで・・・迷いに迷っている。確信を持てる形が見えてこない。手を動かすレベルまでまだ到達していない。ここは思案のしどころだという思いと・・・手を動かさなければ、始まらないという思いが交錯している。工房全体の問題より・・・私の問題の方が根が深い。後手に回っていると思う本当の原因はこのあたりにあるのだと思う。
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| 陶芸 | 19:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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