丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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ゴールデンウィーク初日に考えたこと 2011年4月29日

 ゴールデンウィークが始まった。今年は震災の影響がどう出てくるか少し心配していたが、滑り出しは良い雰囲気で始めることが出来ていると思う。好天に恵まれ家の中にいるよりも・・・外に出ようと思う人が多いのかも知れない。工房の中庭にパラソルを立て、ゆったりとした空間を作ってみた。天草に来る人達は長い時間車に揺られてくるのだから、疲れが溜まっているかも知れないと思ったからだ。エコノミー症候群ではないが、長時間車の中にいると・・・ゆったり足を伸ばしたくなる。連休は特に家族ずれの人達が多いので、子供達も多く・・・車中では退屈しているはずだから、中庭で走り回ることが出来るとリラックス出来る。そういう思いもあって中庭をゆったりと出来るスペースにしておいたのだ。遠くから車で来て頂いたお客さんにとても喜ばれた。連休中は何処へ行っても人出が多いので、そんな中でゆったり出来る場所はとても嬉しいという言葉を頂いたりした。私達家族はゴールデンウィークは仕事が忙しく、ほとんど外に出て行った記憶はないが、一般的には1年の前半で一番人が動く時期でもある。遠来のお客さんに対しての一番のもてなしは・・・ゆったり出来る場所を提供することかも知れないと思う。

 今年は海外へ行く人が減っていると報道されている。昨年から比べると20%国外に出る人は減っているようだ。その分近隣に出掛ける人が増えるのではないか。天草にも沢山の人に来て欲しいと思う。東北方面も連休を利用してボランティアで復旧の手伝いに行く人が多いらしい。普段の3倍のボランティアが入っていると言うことで、日本人は本当に素晴らしいと思う。自分の休みを利用して・・・東北の災害復旧の手伝いに参加する。そう言う利他的な配慮の出来る人達が沢山存在している事実に・・・この国は決して衰退などしないという思いを強く持った。何かが起きた時・・・どう動くのかで実相が見えてくる。人の災いを自分のこととして捉えることが出来るからこそ、自らの休みを費やして復旧の手伝いに行く人達が後を断たないのであろう。確かに私も東北の震災の画像を見た時に、何か自分の腕をもぎ取られたような感覚に陥った。私には東北は遠いところなのだが、それでも日本の一部がはぎ取られたような感覚になったのだ。津波の映像を見て・・・次男が目眩がしたといっていたが、それと全く同じような感覚が私にも湧いていて、現実の映像だとは俄には信じがたい光景だった。今でもあの衝撃的な映像は見ることが出来ない。

 震災から50日が経過しているが、山形に住む友達は混乱が長舞わないと嘆いている。災害復旧が遅々として進まないのだという。政府の復旧に対しての道筋が見えてこないのだそうだ。首相が色々と叩かれているが・・・真相は藪の中で、果たして首相が悪いのか、災害が大きすぎるのか、遠く離れている私には判らない。ただ・・・はっきり言えることは、被災地が望むようなピッチで復旧が進んでいないこと。復旧への道筋が今一つはっきりしないこと。すでに50日も経過したのだから、ある程度の光が見える時期を過ぎているのではないかということだ。山形の友達の話では・・・大きな災害が起こったところにはある程度の支援が入っているが、人目につきにくい被災地は全く手が付けられていないとのこと。そしてそれは政府の情報収集能力と、それに対応出来る組織が機能していないということだった。少なくとも山形に住んでいる人達の目からすれば・・・震災は天災だが・・・復興が遅れているのは人災だと思われているようだ。真相は私などが窺い知ることは出来ないが・・・被災者が絶望感を持つことがないように政治は責任を持たねばならないと思う。

 今回の震災に対して、私が出来るささやかなことは・・・仕事に一生懸命取り組むことだと私は考えている。東北から震災の爪痕が無くなるまでにはかなり長い時間が必要だ。その期間は東北の経済は相当程度疲弊することになるので、震災に遭わなかった私達は仕事に精を出すしか方策が見あたらない。全体の消費を伸ばすことが、一番重要なことだから・・・沢山焼物を焼いて・・・沢山モノを売って・・・東北の復興にささやかに加わることしかできないと思う。東北はこれから復興へ向けて何年間も苦難の道のりが続くだろう。それを支えるのは・・・この国の1人1人なのだと・・・改めてそういう思いをかみ締めている。震災発生直後は何でもかんでも自粛ムードだった。牛深ハイヤを行うかどうかも随分と議論されたようだ。こういう時だからこそ・・・皆で頑張って日本を盛り上げていく必要があると、4月に入ると自粛ムードは一変したように思う。ゴールデンウィークがどうなるのかと・・・色々思ったりしたが、被災地にボランティアで行く人がいたり、海外に出掛ける人がいたり、国内を旅する人がいたりと・・・思い思いのスタイルで過ごしているようだ。大変なことがあれば心が一つになれる。その言葉を改めて思いだしている。
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| 雑記 | 20:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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