一年がたつのは夢のようだ。2011年11月30日
一年がたつのが驚くほど早い。今日で11月も終わり明日から12月。年を取る毎に感じることは、一年がたつのがあっという間になりつつあるという事だ。一年経つと一年分進化したいと思うのだが、時の経過の早さとは裏腹に自分自身の進歩を感じることができない。むしろ老化が進んでいるのではないかと思わせるような変化が随所に現れ始めている。息子たちの成長を眺めながら、自らの老いを感じると言うことは当たり前だと言えば当たり前なのだが、もう少し瑞々しくありたいと思う。そういえば父や母が年を取る毎にと気の流れが速くなると言っていたが、まさしく今の私も同じような感想を持ち始めている。それこそが年を取った証拠なのかも知れないと思うのだが、時の流れを止めることなどできないのだから、このままの忙しさの中に住み続けるしかないのかも知れないと思う。ゆっくりしたいという気持ちはあるのだが、その気持ちのままにいるのが何となく恐ろしくもある。走り続けると言うほどではないのかも知れないが、何かを計画してそれに沿ってまえ似進むことが自分のスタイルなので、そのスタイルに合わせていくしかないのだと思いたい。
伝統工芸館は来場者が多いと言うことで、私なりに胸をなでおろしている。今回の展示会は息子たちに委ねてはいるのだが、総責任者はやはり私だからだ。もちろん全てが考えたとおりに進むわけではないが、それでも考えた方に向かいつつあることに安堵している。とにかく次のステップへの道しるべが見えてきたという実感があるので、何も見えていないという状態が一般的である今の時代では、やはりとても大きな進歩だと思う。もちろん今の時代は変化する必然が次第に高まってきているので、変化することに対してアグレッシブでなければならない。しかし、全てがうまい方向へ転がるわけもないので、試行錯誤を繰り返していかなければならない。試行錯誤とは逆に言えば失敗を繰り返すという事でもある。今回の展示会で私にうっすらと見え始めたことは、後で振り返って考えてみると、あれがターニングポイントだったと思えるようなことなのかも知れないと思う。もちろん、すぐに全てが解決するわけではないが、解決のきっかけになるような展示会を行うことができたことは、私にとっては大きなポイントで・・・これからの仕事の進め方の一つの指標になってくると思う。お客さんも若いスタッフの企てに反応してくれていることが、今回の収穫の全てだと思う。
今日は熊本に行かなかったので、仕事場で次の企画を考えながら時を過ごした。これから暮れの窯だしまで・・・あと10日間しか時間がない。暮れの窯だ氏は伝統工芸館の流れで進めていく仕事なので、大枠は変わらないのだが、これから先年末まで何を作るのかをシッカリト考えておかなければならないのだ。これから年の瀬と新年を迎える。この1月の間に工房として何を作るのかを考えることはとても重要なことなのだ。今の工房はかなり生産量も復活してきているので、10日20日有ればかなりの仕事ができる。少し戦術的に考えれば、工房で何を作るのかが大きなポイントになってくる。もちろん短期的な売り上げも考える必要があるのだが、それよりも少し長い目で見て・・・何を作らなければならないのかを検討する必要がある。今の工房の弱点を検討してその弱点を補うような仕事をしていきたい。具体的に言えばやはり小物を強化することだと思う。私の工房の最大の弱点は小物の作り込みだと思う。若いスタッフが多いので小物を安定して作るという点に限って言えば、やはり古い窯元と比較すると弱い部分があるのだ。一月か二つ着かけて全体でその課題に取り組んでいけば、おそらくかなり修正ができると思う。有る意味ではもう若い若いと甘えるわけには行かないと思い始めている。
今の時代に対応するためには、やはり考え続けることしかないと思う。もちろん、直感的に判ることもあるだろうが、やはり本質的なことに関しては、考え続けることでしか解決しないと思う。私が今感じている突破口も本質的な突破口なのかどうかは判らない。時代という事象のうねりに対してこれで解決するのかどうかは判らない。何度も何度も試行錯誤を繰り返しながら、先に進んでいくしかないのかも知れないと思う。見えたと思ったことも本当はおぼろげなもので、本質的には見えていなかったという事もあるかも知れない。最後は繰り返し試してみることでしか突破口は見えないのだ。そう思いきることができて、飽くなき気概を持って前に進むことでしか、今の時代を切り開く道は見えてこないのかも知れないと思う。試行錯誤を繰り返しながら、今を切り開く道を探ること。今この瞬間も、おそらく来年の今この瞬間も、課題は変わることなく我々の前に横たわっているのかも知れない。少しの光が見え始めたときに・・・そんなことを頭の中で考えている。
伝統工芸館は来場者が多いと言うことで、私なりに胸をなでおろしている。今回の展示会は息子たちに委ねてはいるのだが、総責任者はやはり私だからだ。もちろん全てが考えたとおりに進むわけではないが、それでも考えた方に向かいつつあることに安堵している。とにかく次のステップへの道しるべが見えてきたという実感があるので、何も見えていないという状態が一般的である今の時代では、やはりとても大きな進歩だと思う。もちろん今の時代は変化する必然が次第に高まってきているので、変化することに対してアグレッシブでなければならない。しかし、全てがうまい方向へ転がるわけもないので、試行錯誤を繰り返していかなければならない。試行錯誤とは逆に言えば失敗を繰り返すという事でもある。今回の展示会で私にうっすらと見え始めたことは、後で振り返って考えてみると、あれがターニングポイントだったと思えるようなことなのかも知れないと思う。もちろん、すぐに全てが解決するわけではないが、解決のきっかけになるような展示会を行うことができたことは、私にとっては大きなポイントで・・・これからの仕事の進め方の一つの指標になってくると思う。お客さんも若いスタッフの企てに反応してくれていることが、今回の収穫の全てだと思う。
今日は熊本に行かなかったので、仕事場で次の企画を考えながら時を過ごした。これから暮れの窯だしまで・・・あと10日間しか時間がない。暮れの窯だ氏は伝統工芸館の流れで進めていく仕事なので、大枠は変わらないのだが、これから先年末まで何を作るのかをシッカリト考えておかなければならないのだ。これから年の瀬と新年を迎える。この1月の間に工房として何を作るのかを考えることはとても重要なことなのだ。今の工房はかなり生産量も復活してきているので、10日20日有ればかなりの仕事ができる。少し戦術的に考えれば、工房で何を作るのかが大きなポイントになってくる。もちろん短期的な売り上げも考える必要があるのだが、それよりも少し長い目で見て・・・何を作らなければならないのかを検討する必要がある。今の工房の弱点を検討してその弱点を補うような仕事をしていきたい。具体的に言えばやはり小物を強化することだと思う。私の工房の最大の弱点は小物の作り込みだと思う。若いスタッフが多いので小物を安定して作るという点に限って言えば、やはり古い窯元と比較すると弱い部分があるのだ。一月か二つ着かけて全体でその課題に取り組んでいけば、おそらくかなり修正ができると思う。有る意味ではもう若い若いと甘えるわけには行かないと思い始めている。
今の時代に対応するためには、やはり考え続けることしかないと思う。もちろん、直感的に判ることもあるだろうが、やはり本質的なことに関しては、考え続けることでしか解決しないと思う。私が今感じている突破口も本質的な突破口なのかどうかは判らない。時代という事象のうねりに対してこれで解決するのかどうかは判らない。何度も何度も試行錯誤を繰り返しながら、先に進んでいくしかないのかも知れないと思う。見えたと思ったことも本当はおぼろげなもので、本質的には見えていなかったという事もあるかも知れない。最後は繰り返し試してみることでしか突破口は見えないのだ。そう思いきることができて、飽くなき気概を持って前に進むことでしか、今の時代を切り開く道は見えてこないのかも知れないと思う。試行錯誤を繰り返しながら、今を切り開く道を探ること。今この瞬間も、おそらく来年の今この瞬間も、課題は変わることなく我々の前に横たわっているのかも知れない。少しの光が見え始めたときに・・・そんなことを頭の中で考えている。
スポンサーサイト
| 陶芸 | 19:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑