丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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システムの重要性 2012年2月29日

 1月末に1月はあっと言う間に終わったと書いたが、2月もまた瞬く間もないくらいの勢いで過ぎて行きつつある。今月は私なりに言えばかなり収穫のあった月で、少し先までうっすらとではあるが見通すことが出来たような気がしている。今月は展示会が一つと工房の展示会が入っていて、それぞれに忙しかったのだが、同時進行しながら様々な計画を立てたので、工房としては収穫の多い月だったように思う。考えてみれば年間の計画を今年ほど綿密に立てたことはない。普段は大まかな日程を決めてそれに当てはまるように場所を決めたりするくらいなのだが、今年はあらかじめ場所を決めて、それに対してのスタッフを決定したりと、先にしておいた方が良いと思うことを時間を掛けて決めている。実際にはもうすこしどうかという点も在りはするのだが、それらのことは一箇所に書き出して潰していくというやり方で臨んでいるので、あと暫くしてこのやり方の運用方法が定まってくると、問題点もクリアー出来るようになると思う。ナンダカンダと言いながらもスタッフも順調に育ちつつあり、仕事も時間を掛けて進めていけば、出来高も確実に上を向いてくることがはっきりしている。その地点まで到達しつつあるのだから、あとは私が工房の仕事の進め方を決めて伝達していけば、万事良い方向へ進んでいくという気配が漂っている。

 最近の私はこの日記にも再三書いているが、つまるところはシステムをどう構築するかにかかっているのではないかと考え始めている。この1年をどういった1年にしたいのかという設計図があるとする。その時に考えなければならないのは、自分の将来設計に対してこの1年の方向性が間違っていないかと言うことだ。この1年をこの1年限りと考えてしまえば、次の年に向けた連携は不要なものになるが、今年と来年は確実に繋がっており、その先には次の年が待ち受けている。勿論それは時という概念で永遠に繋がっているのだが、私という有限の存在は無限のことを心配する必要はなく、私が生きている時間とそれに連なる数年間を考えれば済むことなのだ。少し年寄じみているが、私は今に繋がる私が生きているだろうと思われる時間の心配をしていればいいわけで、それ以降の時間に対する責任はない。つまり私が生きている時間に対しての私の責任を果たすことが人生だと規定すれば、私は私の人生に対しての将来設計をすればいいことになり、それ以降のことについては他の誰かが考えていけばいいのだと、つまりはそういうことを考えたりしているのだ。

 仮に私の残りの時間を25年間だとと仮定する。勿論それよりも短いかも知れないし、それよりも長いかも知れない。しかし、概ねこの程度の時間を想定しておけば、それ以下の場合もそれ以上の場合も設けものというふうに時を過ごすことが出来るだろう。その時までに自分はどうなりたいのかが・・・平たく言えば人生設計だろう。そこが最終目標であれば、そこに辿り着くまでのプロセスは当然存在するわけで、25年間を考えた上での今年があり、来年があると思うようになってきている。私が今感じているのはこの目標をしっかり持つことから始めなければならないのではと考え始めていると言うことで、それをしっかり考えていけば、私の持ち時間に対して・・・今年の役割が見えてくると思うようになった。つまり、私はこの窯元日記には何度も書いているが、あと2年か3年のうちには息子達に私の仕事を委ねようと考えている。私の仕事とは丸尾焼の窯元という役割で、この仕事を彼らにどう委ねていくのかが、今年と来年の私の大きなテーマだと思う。そう考えること自体が私は私の中に存在しているシステムではないかと考え始めているのだが、短期的に考えると、そこまでで如何にして短期間に到達するのかが、その方法論がシステムなのだと思う。

 実際に工房は極めて複雑なシステムで動いている。勿論その時々に変化が有るが、基本的には出社時間から、終わりの時間までがきめ細かに決められている。生産量を上げるためには、生産量を上げるという目的を持ってやり方を変えていかなければならない。展示室をよりよくしたいと考えれば、そのための方法を考えていかなければならない。そして工房で求められることは時々刻々と変化していて、生産量を上げなければならない時もあるし、展示室について展示方法に集中しなければならない時もある。つまりそういうことを含めて様々な事を様々な角度から検証して、最短でその場所に到達するための方法論こそがシステムなのではないかと、私は突然に思うようになったのだ。何故そう思うようになったのかは、この窯元日記を読んでいる人なら判ると思うが、私が電脳が好きだと言うことと繋がっている。私が電脳ツールを使い始めた直接の動機はスケジュール管理をしたいからだった。それ以降私はトリプルブッキングをすることもなくなったし、会議に遅刻することも希になった。電脳ツール以外でもそれが達成出来れば、別に電脳である必要はない。メモ類は紙の方が仕事が進めやすい。一覧性に優れているし、仕事が済めば罫線でメモを消せば何が終わったのかも一目瞭然だ。電脳のためのタスク管理ではなく、あくまでも目的達成のための方法論になると言うことに気がついた時に、私は私のシステムを作ることが、私の目的を達成するための一番の近道だと言うことに気がついた。

 25年後の目標を達成するために、1年後があり、10年後がある。そう考えれば、これからの人生もシステムで考えていくことが肝要だと思う。これからなどと先の長い話でなくても、今年前半。或いは来月・・・そういった視線で仕事を進めていくことが出来れば、それが一番効率が良いのではないか。2012年2月29日現在の私の結論はそういったところにあるのだ。
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