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丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

2014年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年06月

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ニュースを見ながら。

 最近のニュースはとても悲惨な事件を報道している。夕食の時長男がニュースの悲惨さにあきれてチャンネルを変えてほしいと言った。貸倉庫に遺体が保管されていた事件とか、人気グループの握手会で惨劇が起こったと言った内容の報道があったからだ。世の中には明るいニュースはないのか呆れるような報道である。ユーロでは極右勢力が選挙に勝利したという報道があった。しかし、このニュースに私は極右政党という報道には少し違和感があった。

 昨日の日記にグローバリズムについて書いたが、ユーロ的なグローバリズムは、ヨーロッパの国境を無くすという方向のグローバリズムだ。国境の垣根を取り払い、ヨーロッパが一つになると言う理念の元でユーロは作られた。移民政策についても安価な労働力を受け入れ、ユーロ全体として豊かになるという理想を掲げてのユーロ圏の創出だったはずだ。理想はそうであったかもしれないが、全ての人たちが利益を得たわけではない。ボーダーを無くすよりも、ボーダーを引いた方がよいと考える人たちが、かなりの数存在することを今回の選挙はあからさまにした。

 日本でも移民についての議論が進められている。そうしないと労働力が不足して豊かな社会を維持できなくなるのだそうだ。若い人が結婚をしなくなり、子供を持たなくなっているので、このまま推移すれば、日本人は極端に減少してしまうのだという。私はこの件についてあまり信用していないので、眉につばを付けながら報道を見ているが、政策を信用しない理由は・・・子育てに対しての支援が余りにも少ないと思っているからだ。

 老人への年金は手厚く、子供達を育てる人たちにはあまり補助金が出ない社会制度。私はこの制度自体が間違っていると考えている。たとえば一人子供を産むと5万円の補助が出て、二人生まれると10万円の補助金を出す。3人目の子供が産まれると20万円の補助を出すくらい積極的な政策を展開すれば、出生率はあっという間に改善するのではないか。年金に一人当たり30万出すくらいなら、たくさん子供を産み育てる人たちにより多くの補助金を出すべきだと思う。国力を改善するためには、老年層にお金を出すよりも、若年層に補助をするべきだ。鬱陶しいニュースをいくつも見ながらそんなことを考えている。
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| 国を考える | 14:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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