丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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I君の結婚式。 2011年3月5日

 I君の結婚式。彼は日比野氏の教え子で東京藝術大学の先端芸術表現学科を出ている。日比野さんの縁で私の所に2年半いて・・・それから熊本の放送局に勤めるようになった。天草で結婚した女性と出会い、今日の日を迎えたのだ。私は教会での結婚式と、家族での食事会と、夕方からの披露宴に呼ばれていたので、ほとんど1日彼の一世一代の祝典に参加することになったが、本当に大勢の人から祝って貰い、改めて彼の人柄の良さを感じた1日だった。天草で2年半熊本に6年以上・・・それ以前の予備校時代の友達や芸大時代の友達、それから会社の同僚などが討ち揃って祝福をするのだから、人望が厚い男だと思う。私の所を離れて既に6年以上経過しているのだが、その間にも何かと力になってくれて、変わらない関係を築いている。故あって離れたところとも関係を保ち続けるのは、考えてみれば至難の業である。そういうことがさらっと出来るところが、彼の素晴らしいところだと思う。

 考えてみれば人の運命とは本当に不可思議だと思う。I君は芸大に工芸で合格して、先端に進むという選択をした。先端を何故選択したのか・・・恐らく彼の父の影響があるのだろうと思う。彼の父はピカソに憧れてスペインに移住したような熱血の人で、父の美なるものに対しての熱血がI君を先端芸術表現学科へ進ませたのかも知れない。日比野氏はI君の将来について、先端と工芸のどっちを選択させるのかを、随分と考え抜いたと思う。得体の知れない者として先端芸術表現という、判ったような判らないような学部が出来たわけだが、曖昧で壮大すぎ焦点が今一つ、定まらないということがあったのだと思う。工芸をもう一度やってみないかというのが、日比野氏の結論で・・・I君を説得して、天草に送ったのだった。そこから今日の結婚までの道が繋がるのだから、本当に・・・人の運命は判らない。天草に来ることにより開けた道が縁という糸で紡がれる。本当に不可思議だと思う。

 天草に2年半にて、彼は熊本のテレビ局に勤めるようになった。本当に門外漢だったが、芸大のポテンシャルは高く、次第に頭角を現すようになった。正式な社員となり、現在はプロディユーサーとして、ディレクターとして地域に根ざした番組を制作するようになっている。私は工芸を志す人間として一抹の寂しさを感じないわけではないが、自分にとっての先端と生涯の伴侶を得ることが出来たのだから、それはそれで素晴らしいことだと思っている。人は人それぞれに自らの先端探しをしているわけで、自分の先端を獲得するためにはその時その時自らが一番だと信じる道を選択することになる。I君も様々な選択肢を経て、今のところに落ち着き、精一杯仕事をしながら、ベストパートナーを見つけたのだ。I君の父親が・・・熊本に骨を埋めるだろうと私に語りかけてきたが、それが彼の先端であるならば、それで良いのだという口調だった。

 私にしろ・・・いま・・ここにいること自体が僥倖だと思う。何事もなかったかのように今という時を迎えているが、実際には様々な曲折と選択をして今の私が存在している。選択を受け入れたのは自分自身なのだ。たとえそれが誰かの薦めであったとしても、決めたのは私自身である。人生は引き返せないのだから、自分で決めなければならない。自分で決めたことは自分が責任を持つというのが生きると云うことだと思う。選んだ時から新たな道が始まり、次の角までは進むことが出来る。その繰り返しが人生だとも云えるだろう。不可思議といえば不可思議・・・しかし、子細に観察すればそれは必然なのかも知れないと思う。教会で定番ではあるが・・・生涯夫として妻としての誓いを宣言する2人の姿を観て、納得ゆく人生を共に歩んで欲しいと願った。人生は不可思議である・・・しかし、子細に観察すれば・・・それは必然でもある。改めてそう感じた1日だった。
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| 雑記 | 19:47 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

結婚式

自分も3月5日の結婚式は、自分の紹介で結ばれた二人の式でした。その時はそんな事があるのか不思議に思うくらい、ただ楽しい時間だけが過ぎていました。本当に縁とは不思議な物と感じました。そしてIさんの式も同日だという凄い連鎖反応があったように思えます。思えばIさんに天草の家で飲みながら話したことが、自分の今を形成しているようにも感じます。またすばらしい縁を共感できたら幸せに思えます。

| 荒木 啓太 | 2011/03/08 03:24 | URL |

Re: 結婚式

伝統工芸館は有り難うございました。。。。

そういえばそうだったね。伊勢はあなたの家にいたことがありましたね。そう思えば縁とは確かに不可思議ですね。 昨日伊勢からお礼のメールが来ました。伊勢とは日比野さんとの繋がりで出会って・・・工芸家にはならなかったけど、私との因縁も続いています。それも不思議といえば不思議だよね。

ところであなたはまだですか???

| カナザワカズヒロ | 2011/03/08 10:28 | URL |















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