丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

イギリスのユーロ離脱で考えたこと。

 イギリスがEUから離脱を決めた。驚きの目で結果をみている人も多いが、私はあまり驚いていない。この日記に何度か書いたと思うが、これからの世界はグローバルとローカルに・・・二極化するだろうと私は考えているからだ。有識者がテレビに出てイギリスのことを様々に説明している。彼らの言うことも判らないではないが、所詮、有識者の願望にすぎないと、思いながら彼らの言い分を聞いている。今回の報道を観ても、グローバル側にたった意見が多く、正鵠を得ているとは思えない。何故外れているのか・・・理由を考えればすぐに判ることだが、有識者はグローバリズムを中心に据えた方が自らにとって都合が良いからだ。アメリカではドナルド・トランプ主義の人たちのことを『反知性主義』と言われているらしいが、その言葉の根底には彼に反対する人たちが・・・自分たちの主張こそ正しいと言った『知性主義者』の驕りがあるように思えてならない。グローバルでウイナーテイクオールな社会は、強者が一方的に勝利する世界だ。そんな世界がすべての人が望む世界であるはずもない。

 私はグローバル主義に強い違和感を感じていた。金融関係者の話を聞いても強い人なり企業ががより強くなるために、グローバル資本主義を生み出したのだという。グローバル資本主義は利益の上がるところに、集中して資本投下を行い、富を増やし続けるという資本主義のようで、それが継続可能であれば、富むところは永遠に富むことになる。しかし、そうでないところは常に経済的敗者となる世界ではないか。日本で言えば東京が勝者であり続け、地方は敗者となり続ける社会ではないかという事が、私の違和感の原点だった。もし、それが当然の結果だとすれば、地方は弱くなり続け、結果として人は居なくなるだろう。もし、地方に人が居なくなれば、国家は国家足り得るのか・・・全く同じように、強大な国家があるとして、そこに人が集中していけば、人が居なくなる国が出てくるはずで、結果として世界は継続可能なのか。

 同じ事は地方でも起こっており、県庁の所在地に人口が集中しつつある。それ以外の所は大きな工場があるところを例外として、人口の減少が起こる。県単位でも地方の疲弊は進行しつつあり、継続が困難だと診断される地域がたくさん出てきている。天草においても私が住んでいる旧本渡市は比較的人口の減少が少ないが、それは旧本渡市以外の人たちの流入があるからだ。これが何を意味するのか。。。つまるところ、世界も、日本も、熊本県も、天草も、グローバル主義の中に存在しており、同じようなメカニズムで世界は動いているという事になる。たとえば、天草に生まれて外に出た人がいたとする。その人に子供が産まれ都会で育つ。その人の故郷はどこだろう。おそらく、その人にとっての故郷は生まれた都市と言うことになる。明治以降人口が流入した都市では、都市生活第3世代、あるいは第4世代になっているはずだ。彼らはおそらく新自由主義的な思想が本当だと思うだろう。地方からどんどん人口が移動し、地方は再生不可能な状況に陥ってしまう事さえ意識の外になっているかも知れない。

 情報や言論は中央発信が当たり前の世の中になっている。テレビなどに出る人たちは、ほとんどが『知性主義者』だ。彼らは競争に勝つと言うことを前提に思考を進める。その先に新自由主義がある。世界で勝つための発想はグローバリズム的発想にならざるを得ない。それが勝つための発想だからだ。これは正しいとこととは違うと私は考えている。世界が継続するための発想ではないと私は思っている。強い人が勝ち続ける社会は継続可能なのか、私が一番疑問に思うのはこの点だ。イギリスで変化が起きた。アメリカも『反知性主義』が叫ばれ始めている。この流れはあっという間に世界に広がるだろう。今が転換点だとニュースで論評されている。転換点という意味がまだユーロの転換というくくりになっているが、私はグローバリズムとローカリズムの転換点だと解釈している。世界で同時に起こっていることをつぶさに観るとそう言う結論に落ち着くのだ。我々の転換点も近づいている。そう思わせるニュースだった。
スポンサーサイト

| 国を考える | 14:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://maruoyakikamamoto.blog109.fc2.com/tb.php/725-c9906db8

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。