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丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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天草大陶磁器展のゲストの思い出

 この二日間。日記入力に使っているツールの不具合が出て書き上げた日記が消去した。やっと書き上げたと思った矢先の出来事で、ドット疲れが出てしまい、新たに書くというチャレンジャーにはなれなかった。書いたことは日比野氏のことと、天草大陶磁器展に来て頂いたゲストのこと。思い出しながら書いた日記だったので、その日に書きなおすという気持ちにはどうしてもなれなかった。陶芸展のゲストで来て頂いた人。永六輔氏、會田雄亮氏、筑紫哲也氏、ジョン・ワイヤー氏。これらの方々はすでに故人となられている。永さんは刺し子の絣の半纏を纏っていて、新しい取り組みについては、消極的だったように思う。『遠くに行きたい』のスタイルに近い雰囲気で、民芸に近い感性の人だった。會田さんは初代の違いの判る男。ネスカフェの宣伝に出ていたスタイリッシュな陶芸家で、陶芸家としての品格をとても大事にしていた人だった。東北芸術工科大学の学長の時に2年続けてきて頂いた。美食家で身嗜みがシッカリした人だった。練り込みという手法の第一人者で、千葉大学の建築科出身。理系な陶芸家だった。筑紫哲也氏は大の河井寛次郎派。河井寛次郎の作品は何処までも見に行くと言われたのが印象的だ。ニュース23の背景セットの焼物が面白かったので、きっと陶芸が好きな人だと思ってきていただいたのだが、『私の一番の友だちは小鹿田焼の焼き物屋で、そこの座敷でいつも昼寝してた』と言われて納得したことが昨日のことのようだ。ジョン・ワイヤーはパーカッショニスト。ズボンに小銭を入れていつもそれを叩いてリズムを取っていたのが懐かしい。ベルの製作をしたのだが、ベルを釣る棚を自分で作ると言いはり、二日がかりで木材で仕上げたのがとてもファニーだった。

 陶芸家にもたくさん来て頂いた。天草出身の陶芸家小川哲夫氏。粉引きの第一人者だが、豪放磊落。しかも健啖家。小川さんの食べっぷりを見ていると、陶芸は食なのだとさえ思う。黒田泰蔵氏。黒田さんはヘビースモーカーでうまいものが好き。なおかつお酒も大好きな人で、私は二人で酒を飲みながらタバコをふかして色々な話をした。素晴らしいアトリエで仕事をされているが、アトリエの写真一枚で自分の仕事が全て理解できるように作っている、という言葉が印象に残っている。鯉江良二氏。巨匠という名にふさわしい作りてだと私は思っている。鯉江さんには何年も来て頂いた。次男が半年間工房にお世話になったし、色々な点で教えられることが多かった。声を失われてからは、砂鉄の板を常に持ち運んで意思疎通するのだが、次男に対して『土を掘れ』と書かれた。私にも一言お願いしたら『人を掘れ』と書かれたことが今の私を作っているのかもしれない。

 今毎年来ていただいているのが金憲鎬氏。今の陶芸家の仕事の発展の仕方がよく分かる人だ。インスピレーションの進み具合を若い人にはもっと観察して欲しいと思う。私と同じ年なので近い感じがする人だ。若い陶芸家では桑田卓郎氏。彼はとても真面目な作家だという印象が強い。一般的には失敗作だと思われるようなものを作品化してしまう。そんな能力を持っている作り手だ。青木良太氏。この人は作品に対する気概がとても強い人に見えた。そこに自分を落としこんで仕事の糧にしているのかもしれないが、大きな展示会の情報などを見ると、これからもっと活躍する人だと思う。招聘した陶芸家の人達は各々個性が際立っている。産地を作るという意味で言えば、こういった人たちがたくさんいる陶芸の盛んな場所を作ることが理想だ。まだまだ時間はかかるだろうが、私が目指している陶芸産地とはそういう場所だと思う。

 女優では宮沢りえ氏。彼女は深いところが理解できる人だった。小さい時から脚光を浴び続けてきた人の凄みは、自分という存在の責任の大きさかもしれないと感じた。歌手では八代亜紀氏。彼女はほんのワンフレーズ歌声を聞いたのだが、とんでもない歌唱力で驚いたことが昨日のように思える。小山薫堂氏は天草出身。その縁で陶磁器展に来てもらった。その時に小山氏が誘った人が山本益博氏。天草の寿司をとても美味しいと感じてくれたようで、その後・・・天草の寿司がとても有名になるきっかけだった。陶芸展のおかげで沢山の人を知ることが出来た。私の幸せの一つだと思う。どんなに忙しくても陶芸展のゲストを疎かにしないのは、そこにとても大きなインスピレーションがあるからだ。今年も珈琲の大坊勝次に工房で珈琲を立てていただくことになっている。古武術家の甲野善紀氏。舞踏家の近藤良平氏と話ができることも楽しみにしている。人に勇気を与えてくれるのは、人なのだと思う。。。
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