丸尾焼窯元日記

熊本県天草市にある丸尾焼という窯元の窯元日記です。陶芸に興味のある方はチェックすると面白いかも・

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トランプ大統領で感じたこと

 トランプ氏がアメリカの大統領となることが確定した。昨日は安倍首相がトランプ氏と会談したということで大きなニュースとなっていた。マスコミはトランプを支持した人達はミドルクラス以下の低学歴の人達だったと報道したが、私はこの報道に疑問を感じている。私は今回のグローバル主義・新自由主義の台頭にブレーキを掛けたのは、実質的にはアラブだったのではないかと考えているからだ。更に書けば・・・その基本的なところには宗教が横たわっているように思えてならない。グローバル化や新自由主義は西洋的な資本主義の発展形だろう。アラブはイスラム教。キリスト教もイスラム教もどちらも一神教だ。一神教の特徴は信仰は深くなるが、それ以外の宗教を許容でき辛くなる。ヨーロッパと中東における宗教対立の歴史を見れば一目瞭然だ。新自由主義は、全世界を巻き込んで国境を超えボーダーレスに展開するということ。基本的には西洋的な考え方だ。

 これに反発したのがイスラム圏。彼らは宗教上の理由から・・・固有文化を極めて大切にしている人達だ。新自由主義者は物事を合理的に説明する。逆に考えると彼らは自らを正当化するために学問を構築するとさえ言える。あたかもそれが真理だと思えるほどの論理展開をするのだ。これを勝者の論理構築と考えれば、今起こっていることは比較的簡単に説明できる。世の中には勝つであろう人と負けるであろう人が存在する。経済優先で雇用の移転が行われれば、移転された場所はいきなり敗者の場所となる。そしてそれが正当化されるのだ。今という瞬間・・・これからの人生に不安を感じる人と、感じない人との意思表明として選挙が存在していて、不安視する人達が不安に思わない人を、上回ったのだと私は考えている。

 アラブではそれが暴力的な形で出てきているということは、彼らに正当な選挙というシステムが存在しないからだろう。イギリスが行った選択は当初は驚きを持って見られたが、イギリスの人達がユーロに対しての不公平感と流入するアラブ系の人達の板挟みにあい、それらを是認する人達と否定する人達の葛藤が選挙されたのだと考えれば、今回のトランプ氏と歴史的文脈でつながっていることが理解できると思う。世界中で富の集中が起こっている。それはますます顕著になり、富と貧困の固定化が進行しているように思えてならない。世界中でこれからは母国回帰が起こるのではないか。今の世の中を見ているとそんな思いが湧き上がってくる。

 マスコミ報道も新自由主義者も・・・西洋的な教育を受けて育った人達である。グローバル化や新自由主義に近い理想を持っているのかもしれないが、彼らは再配分化されない富の偏りや、西洋的な近代化の流れに対してはおおむね肯定的だと思う。世界という視点だけではなく、国内にも同様の矛盾が偏在している。今後はこれが地域にまで伝播してくるのだろう。今年の天草大陶磁器店のパネルディスカッションで、私は鶴田一郎氏と『ローカルを極めてグローバルへ』と題した討論を行ったが、今の私はもう一つ言葉が必要だったと考えている。『ローカルを極めてグローバルへ・・・・グローバルを極めてローカルへ』この2つを呼吸のように繰り返すことが地域再生のキーワードかもしれない。
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